ココナラは危ないって本当?現役ココナラユーザーが実態を説明

ココナラは危険? 副業
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ココナラは日本最大級のクラウドソーシングサイトです。会員数は400万人以上おり、多くのフリーランスや副業ワーカーが日々取引を行っています。

最近では、副業をしたい人が気軽に始められる場所として、多くの人に利用されています。そんなココナラですが、「ココナラは危ない」という話・噂を聞くことが実はあります。

今回は、現役ココナラユーザーの筆者がその実態について解説します。これからココナラを始める人やすでに使ったことがある人は参考にしてください。

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筆者のココナラ実績

  • ココナラ活動歴3年
  • ココナラ実績70件以上
  • プラチナランク認定あり
  • 月数万円を継続して稼いでいます

ココナラは危ない?その実態を暴露

早速ですが、「ココナラは危ない」と言われる実態を暴露します。結論から言うと、「危ない面もあるが、ポイントをおさえればむしろ安全な取引ができる」と私は思います。

  • ココナラの基本情報とビジネスモデル
  • 悪質な事例紹介:恐ろしいトラブルの実態

トラブルの事例やデータをもとに説明します。

ココナラの基本情報とビジネスモデル

ココナラは、株式会社ココナラが運営するクラウドソーシングサービスです。簡単に言えば、ココナラは、仕事を発注したい人と受注したい人を結びつけるプラットフォームです。様々な仕事が日々やりとりされており、ココナラのカテゴリ一覧ページを見ると大きく分けて19種類のカテゴリが用意されています。

ビジネスモデルとしては、依頼者から出品者に支払われる報酬の一部を手数料として収益を得ています。自身のスキルを商品として販売し購入してもらうというのが取引の形です。

会社名株式会社ココナラ
所在地〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町20−1 渋谷インフォスタワー6F
代表取締役社長鈴木 歩
設立年月日2012年1月4日
2024年11月時点

悪質な事例紹介:恐ろしいトラブルの実態

よくある悪質な事例としては以下があります。筆者は出品者(仕事を受注する側)として活動しているため、発注者側のトラブルには詳しくありませんが、ネット上の情報をまとめました。

  • 成果物のクオリティが低い
  • 納期が守られない
  • 要望通りに作られない
  • 法律に違反した成果物が納品された
  • 個人情報をしつこく聞かれた
  • 成果物によって情報漏洩が発生した
  • 納品後も無料でサービス対応させられた

上の中で、「成果物のクオリティが低い」「納期が守られない」ことは、発注者目線ではよくある事例だと思います。ココナラは誰でも気軽に始められるため、中にはスキルの足りない人がプロのように装って商品を販売している場合があります。

そのような人に作業を依頼した場合、満足できる取引にはなりません。ココナラにはプロだけでなくアマチュアレベルのスキルをもつ出品者がいることを知っておく必要があります。

受注者目線で言うと、「納品後も無料でサービス対応させられた」経験は多くの人がありそうです。ココナラでは納品後もDMでやりとりできるのですが、そのシステムを使って無料で追加作業を依頼する人がいます。

ココナラの安全な利用について

それでは、ココナラを安全に利用するにはどうすればいいでしょうか。ここでは、以下3つのポイントを紹介します。

  • 詐欺に合わないための知識
  • 評価や口コミをチェックする方法
  • 危険な依頼者を見分けるポイント

詐欺に合わないための知識

まずは詐欺に遭わないための事前知識が必要です。ココナラでの詐欺の種類としては、以下のようなものがあります。

  • 依頼した作業が終わっていないのに納品された
  • 「急ぎだから」と受注前に成果物を渡したら、結局受注されずタダ働きさせられた
  • 商品内容に書いてあることと実際の商品に大きな違いがあった
  • デザインサンプルを見せたら、それ以降連絡がつかなくなった
  • 最初に聞いていた依頼内容と受注後に任された内容が違う

出品者目線で言うと「依頼内容と受注後に任された内容が違う」ことが稀にあります。事前にヒアリングをしっかりしていても、受注後に別の仕事を追加料金なしでお願いする方はいらっしゃいます。

また、契約前に「サンプルを見せてほしい」「試しに作って欲しい」などといったことも詐欺です。私も、試作品を作ったのに結局受注されなかった経験があります。

評価や口コミをチェックする方法

ココナラでは、購入者(依頼者)や出品者(受注者)の評価や口コミをチェックすることができます。購入者は評価だけ、出品者は評価と口コミを確認できるので、信頼できる相手かどうかを判断できます。

購入者、出品者どちらも5段階で評価されるようになっており、「評価4.5」のような感じで数値として表れます。私の感覚では、評価が「4.7~5.0」のユーザーなら信頼できる取引相手と判断できます。逆にそれ以下だと、かなりマイナスな印象です。

口コミは、評価以上に良い出品者かどうかがわかる重要な指標です。ユーザーのプロフィールページから見確認でき、仕事に対する姿勢や購入者が満足しているかなどが分かります。

より詳しく知りたい方は、ココナラ公式サイトの「評価について」が参考になります。

危険な依頼者を見分けるポイント

出品者として活動している筆者が、危険な依頼者を見分けるポイントをお伝えします。以下に当てはまる人は、取引開始後に苦労することが多い印象です。

  • あいさつや礼儀、言葉遣いなどが雑
  • 商品の購入前に作業させようとする
  • 予算、納期など詳しく伝えようとしない
  • 依頼内容を具体的に伝えようとしない
  • 返信を催促する

以上のような依頼者の場合はできるだけ断るようにしています。「ん?」と思うような違和感は多くの場合当たるので、受注前にしっかり見極められるようにしておきましょう。もちろん常識のあるしっかりした依頼者もいますので、ご安心ください。

利用者の口コミと評判

ここでは、ココナラ利用者の口コミと評判を紹介します。

  • ココナラの良い口コミと悪い口コミ
  • 評判から学ぶ取引のコツ
  • 安心して利用するための事前調査

ココナラの良い口コミと悪い口コミ

SNS上では、ココナラに関して多くの口コミがありました。特に「ココナラを始めて好きなことにお金をかけられるようになった」という意見には私も共感できます一方で、手数料が高いことに対してマイナスな意見もあります。

評判から学ぶ取引のコツ

評判から学ぶ取引のコツとして、以下のものが挙げられます。

  • お客様の悩みを解決すること
  • 商品が売れるまでに時間がかかること
  • 親しみやすいコミュニケーション

ざっくりと上の点を意識すると、よい取引ができます。特に「お客様の悩みを解決するにはどうすればいいか」を考えることが大事です。

安心して利用するための事前調査

ココナラを安心して利用するために、できる限りの事前調査は行いましょう。依頼者がどんな人かプロフィールや評価で確認したりネットで検索したり、契約前に調査します。

評価が極端に低かったり悪い口コミが多かったりする場合は、避けておくのが無難です。悪い評価やコメントをココナラ運営が削除することは基本的にないので、評価やコメントがそのままその人の印象として判断できるからです。

ココナラは、全てのユーザーに対して透明性のあるプラットフォームを目指しています。
公開された評価コメントに対してココナラ側で編集・削除などは原則行いません。
ただし、利用規約に反する、または以下のような内容は確認され次第、編集・削除することがあります。

  • サービスと関係ないコメント
  • 個人や団体の権利を侵害するコメント(公開していない本名、住所、その他身元が特定できる情報を無断で掲載する行為)
  • 誹謗中傷を含む内容で運営が問題であると判断したコメント

評価の感想(コメント)が削除される場合について詳しくはこちら

評価について | ココナラ

ココナラで注意すべきリスクとは

ココナラで注意すべきリスクをご説明します。

  • 持ち逃げや未納品のリスク
  • 個人情報の管理と安全性
  • コミュニケーションのトラブル体験談

持ち逃げや未納品のリスク

ココナラでは持ち逃げや未納品のリスクがあります。持ち逃げとは、例えば、イラスト作成の商品を購入する前にサンプルを提示させておいて、そのまま持ち逃げするようなことです。デザイン制作のような、Web上でデータを保存できるコンテンツを販売している場合は注意が必要です。

また、購入者視点では、「商品を購入したのに納品してもらえなかった」という未納品のリスクもあります。プロ意識の低い出品者が、自己都合で納品しないまま音信不通になったという話はよく聞きます。

個人情報の管理と安全性

ココナラで取引する場合は、個人情報の管理と安全性に注意しなければなりません。原則として、ココナラ内で全ての取引が完結するように以下のようなルールがあります。

  • 取引は専用のトークルームを使う
  • ZoomやSlackなど外部ツールの利用は禁止
  • 住所や電話番号などを教えてはならない
  • 決済は全てココナラ内で行う

上のようなルールが緩いクラウドソーシングもありますが、ココナラは厳しくルールを設けています。そのため、少しでも違反するとペナルティを受けたり即アカウント停止になったりするようです。

禁止行為については、こちらのページにまとめられています。

コミュニケーションのトラブル体験談

筆者のトラブル体験談として、商品を購入していないのに作業を求められることがあります。例えば、ホームページ制作の商品を購入してもらい納品した後に、DMで追加修正を求められる場合です。こちらの過失によるものはすぐに対応しますが、そうでない場合はタダ働きをさせられるということになります。

原則として、ココナラでは購入後のトークルーム内でのみ作業を行うルールとなっています。しかし、ルールを知らなかったりタダ働きさせていることに気づかなかったりするお客様の場合に、タダで追加作業を求められて困ることがあります。

タダ働きをさせられないためにも、追加修正用の商品を別で用意しておいたり商品に注意事項を記載しておいたりする工夫が必要だと感じます。

成功するための出品と依頼の方法

ココナラで成功するための出品と依頼の方法を説明します。

  • 売れるスキルと単価の設定
  • 魅力的なプロフィールの作成法
  • トラブルなく依頼するためのコツ

売れるスキルと単価の設定

ココナラは自分のスキルを販売できるのが魅力ですが、どんなスキルでも売れるという訳ではありません。どれだけスキルに自信を持っていても、そのスキルがココナラで求められていなければ売れなのです。ココナラで稼ぐには、売れるスキルをしっかり調査し設定しなければなりません。

スキルを設定できたら、次は単価を決めます。ココナラは一般的な相場よりも低い単価で販売されることがほとんどです。そのため、実績のないうちは相場よりもかなり安い単価で販売することになります。

魅力的なプロフィールの作成方法

販売する商品が決まったら、ココナラのプロフィールを魅力的なものにしていきます。プロフィールはココナラ上であなたをアピールできる唯一の名刺なので、しっかりと妥協することなく作り込みましょう。

具体的なプロフィール作成のポイントはこちらの記事で紹介しています。

トラブルなく依頼するためのコツ

購入者視点では、トラブルなく自分の希望通りのものが納品されたら嬉しいですよね。そのためには、良い出品者と悪い出品者を見極めることが大事です。それさえできれば、満足できる仕事をしてもらえるはずです。

一番簡単な見極め方は、出品者の口コミを見ることです。口コミを見れば、どんな仕事をしてくれるか、こまめな連絡が取れるか、親身であるか、などがほぼ分かります。これからココナラで依頼される方は、ぜひ依頼する前に口コミを見るようにしてください。

トラブル時の対応策

「トラブルになってしまった」、そんな時の対応策をお伝えします。

  • ココナラ運営へ相談
  • 問題を解決するためのアプローチ
  • トラブルを未然に防ぐ方法

ココナラ運営へ相談

トラブルが起きてしまい当事者間での解決が難しいようなら、まずはココナラ運営へ相談しましょう。ココナラ運営は良心的なサポートをしてくれるので、何かしら相談に乗ってくれるはずです。トラブルの経緯を詳細に説明し、ココナラ運営からの指示を待ちましょう。

ただし、ココナラ運営は原則としてトラブルの仲介は行っていないようなので、完全に頼りにしてはいけません。トラブルを起こさないようにお互い気持ちの良い取引を心がけることが一番大事です。

参考:提供内容にトラブルがありキャンセルしたい – ココナラ

問題を解決するためのアプローチ

もし、ココナラ運営に相談しても解決できないなら、他の手段で解決するしかありません。当事者間でトラブルの着地点を見つけられない場合は、弁護士や行政書士に相談した方がいいでしょう。特に金銭を要求された場合などは自分で解決しようとせず、専門家に相談することをおすすめします。

トラブルを未然に防ぐ方法

出品者として活動している筆者が、出品者目線でトラブルを防ぐために大事だと思うのは以下3つです。

  • 無理なお願いを受けない
  • 購入してもらう前に、ヒアリングをしっかりする
  • 購入者を見極める

まず、無理なお願いを受けなければ、トラブルになることはほとんどないと言っていいでしょう。対応できることをしっかりと商品に書いておき、それ以外の要件をお願いされた場合は対応できるかしっかり判断することが大事です。

実は私も、実績やお金を稼ぐために何となくで受けてしまったことがあります。トラブルには至りませんでしたが、購入後に様々なことを要求されてとても困りました。依頼を受ける前に、その依頼に答えられるかを厳しく判断しなければなりません。

また、購入者を見極めることも大事なポイントです。横柄な態度をとる人や礼儀がない人は、依頼されてもお断りすることがあります。購入前のやりとりで違和感を感じるお客様は、お互いのためにも避けておいた方がいいと思います。

リスクを理解して安全な取引をしよう

ここまで、「ココナラは危ない?」という噂を元に、その実態や注意すべきリスク、トラブルを未然に防ぐ方法などを解説しました。ココナラは比較的自由にお仕事のやりとりができる反面、使い方を間違えるとトラブルになるリスクがあります。まずはトラブルを起こさないための準備や心構えをし、トラブルが起きてしまった場合でも冷静に対応できるような対策を考えておきましょう。


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