キャンプで欠かせないのは料理ですよね。料理をするときに火を使いますが、みなさんはガスバーナーとアルコールストーブどちらを使いますか?
一般的にはガスバーナーの方がよく知られていますが、キャンパーの中ではアルコールストーブを使っている人も多いです。この記事では、キャンプ初心者に向けてガスバーナーとアルコールストーブの使いやすさの比較や特徴について解説します。
キャンプ歴7年以上の私が、どちらも使用した経験からまとめました。あなたのキャンプライフに活かしてもらえれば嬉しいです。
使いやすさを比較
はじめに使いやすさを表にまとめました。これは私が7年以上のキャンプ経験に基づく比較表になります。
比較項目 | ガスバーナー | アルコールストーブ |
---|---|---|
火力の調整しやすさ | ◎ | △ |
火力の安定性 | ◯ | △ |
メンテナンス性 | ◯ | ◯ |
燃料の入手しやすさ | △ | ◎ |
安全性 | ◎ | △ |
音の静かさ | △ | ◎ |
◎・・・とても優れている
◯・・・普通
△・・・いまいち
次にそれぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
ガスバーナーとは

ガスバーナーはガスを使って火を起こすバーナーです。キャンプで料理するといったら、おそらく多くの人がガスバーナーで料理する光景を思い浮かべると思います。ガスバーナーは普段キャンプをしない人にもよく知られた着火方法です。
代表的な製品
ガスバーナーでよく使われているのは、イワタニが開発しているかガスバーナーです。イワタニは家庭用のカセットコンロやカセットガスなどでも有名で、信頼性の高いガスバーナーを開発しています。
メリット
ガスバーナーの1番のメリットは火を簡単につけられること。ガスカートリッジにガス缶を取り付けて点火スイッチを押すだけで着火できます。
そして、火力の調整がしやすいことも大きなメリット。ガスカートリッジに付いているつまみを捻ることで簡単に調整できます。
デメリット
ガスバーナーはガス缶を使うため、適切に扱わないと爆発を起こす可能性があります。普通に使っていれば爆発が起こることは滅多にありません。しかし、どのメーカーが作ったのか分からないようなガスバーナーやガス缶を使うとかなり危険です。
参考:ガス燃焼器具の安全な使い方(注意喚起)- イワタニプリムス株式会社
アルコールストーブとは

アルコールストーブは、アルコール燃料を使った燃焼装置です。当ブログでもよく紹介している「ストームクッカー」はこのアルコールストーブを採用しています。
アルコールストーブは大衆向けではなく、コアなキャンパーがよく使っているイメージです。ガスバーナーに比べると不便さが目立ちますが人気のある着火方法です。
代表的な製品
主な製品といえば、トランギア社が開発するアルコールストーブがあります。世界的にもよく知られている製品で、アルコールストーブの「定番中の定番」と言っていいでしょう。他社のアルコールストーブもたくさんありますが、私はトランギアのアルコールストーブをおすすめします。
メリット
アルコールストーブはとても軽いです。私が使っているストームクッカーのアルコールストーブは手のひらサイズで持ち運びも楽です。
また、燃料となるアルコールは近所のドラッグストアでも手に入ります。「燃料が足らないな」と思ったときにアウトドアショップに行かなくても気軽に入手できます。
デメリット
アルコールストーブは火力の調整が難しいです。ガスバーナーのような調整つまみは付いておらず、蓋を被せることで火力を調整します。そのため中火や弱火の調整にはコツがいります。
また、炎が勢いよく真上に燃え上がるのでまあまあ危険。私も初めの頃は火傷しないかビクビクしながら使っていました。使用する際は耐熱性の手袋が必須です。
ソロキャンプではどちらがおすすめ?

ソロキャンプではアルコールストーブがおすすめです。アルコールストーブは実用性の点ではガスバーナーに劣りますが、独特な雰囲気はアルコールストーブだけのもの。静かに燃える炎を見ながら一人の時間にゆっくり浸れます。
また、アルコールストーブは使えば使うほど愛着がわいてきます。私も7年以上使用しており見た目は錆だらけになりましたが、今でもちゃんと燃えてくれます。ソロキャンパーの人はぜひアルコールストーブを使ってみてください。
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