11月になり季節はすっかり秋ですね。行楽シーズンを迎えてキャンプや登山に最適な季節となりました。
外に出て思いっきり秋を満喫したいところですが、今年は少し遠慮した方がいいかもしれません。なぜかというと、そう、「くま(熊)」です。
2025年は例年に比べて熊による被害が多いとのニュースを見ました。実際に10名以上の方が亡くなられており、熊による死者は過去最多だそうです。
こうした状況の中で、「山口県でキャンプをするのは大丈夫なのか」と思い、今回山口県の熊が出るキャンプ場を調べてみることにしました。
山口県には熊がいる
まず前提として、山口県には熊がいます。最近ニュースになっているのは東北地方の方ですが、山口県にも実はたくさん熊がいるのです。
日本の熊は北海道と本州に広く生息しており、本州の最西端である山口県にも生息しています。すぐ隣の九州には生息しないので山口県にもいなければいいのですが、残念ながら熊はいます。
山口県の熊は「ツキノワグマ」

日本では「ヒグマ」と「ツキノワグマ」の2種類が生息しており、山口県にいる熊は「ツキノワグマ」です。ツキノワグマは胸に白い三日月模様があるのが特徴です。
ツキノワグマはおとなしい?
今までツキノワグマはヒグマに比べるとおとなしいと言われてきました。しかし、近年はツキノワグマに襲われる事件が多発しているので、その定説は古いのかもしれません。最近話題に上がっている秋田県は10件以上の人身事故が多発しています。
私も人を襲うのはヒグマというイメージがあったので「ツキノワグマなら大丈夫」と思っていましたが、これからは気をつけた方がよさそうです。
熊が出る山口県のキャンプ場は?
熊が出るキャンプ場をネットで調べてみました。
千坊川砂防公園キャンプ場(山口市)
2024年7月に、キャンプ場から2.5km離れたところで熊の目撃情報があったようです。
千坊川砂防公園キャンプ場のご利用について – 山口市ウェブサイト
二鹿野外活動センター(岩国市)
センター付近でクマの目撃情報があったとのこと。
新平ヶ原公園キャンプ場(周南市)
キャンプ情報サイトのインタビュー記事の内容に「たまにクマがいます。対策を講じた上で安全にご利用ください。」と書かれています。
【山口県】新平ヶ原公園キャンプ場【キャンプ施設インタビュー】 – TAKIBI
このキャンプ場は私自身もよく利用するキャンプ場です。キャンプ場について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「熊がいる」という情報を見つけられたキャンプ場は以上でした。
徳地・周南・岩国に多い
ネットの情報を見る限り、山口県では徳地や周南、岩国の方に多く生息するようです。私もそのエリアでキャンプする際は「熊に注意!」みたいな看板をよく見かける気がします。
特に今回調べて分かったのは、岩国市にはかなり熊がいるということです。岩国市は中国山地に連なる山が多く自然豊かで熊が住みやすいエリアなんだとか。実際に目撃情報も多数あるということです。
岩国市の公式サイトには「ツキノワグマの被害を防ぐために」という資料も用意されていました。しっかりと作り込んであるため、本気で熊対策に取り組んでいることが分かりますね。
資料はこちらのページからダウンロードできます。
YPくまっぷも参考になる
「山口県でキャンプしたいけど熊がいないか不安」という方は「YPくまっぷ」を参考にするといいかもしれません。
警察に寄せられた「熊の目撃情報」及び「熊の痕跡発見情報」を扱っているサイトで、熊の目撃情報があったところには地図上でピンが立てられています。

地図を見るとやはり東部に集中していることがわかります。逆に宇部や山陽小野田、下関の方はほとんど目撃情報がありません。安全にキャンプをするなら西側のキャンプ場がおすすめです。
山口県東部でキャンプするなら熊に気をつけよう
最近全国で熊に襲われる事件が多発していたため、「山口県はどうなんだろう?」と思い熊情報を調べてみました。調べてみた結果、残念ながら「山口県も充分熊に気をつける必要がある」ということが分かりました。
特に東部は目撃情報や襲われたという情報が多いため、注意した方がよさそうです。今年はどんぐりが不作なので、例年以上に熊が人里に降りてきているとのこと。
みなさんもぜひお気をつけください。



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