キャンプでお米を炊くときに便利な「メスティン」ですが、ちょっとした手間を加えるだけでおいしい炊き込みご飯が作れます。今回は鮭の炊き込みご飯の作り方を紹介します。
メスティン初心者の方は、以下の記事を参考に炊飯してみましょう。
「お米だけじゃ物足りない」「手軽においしい料理を作りたい」と思っている人は必見です。炊き込みご飯を作る際のポイントからよくある質問までしっかりと説明します。
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メスティンで炊き込みご飯を作る時のポイント
メスティンで炊き込みご飯を作る前に、知っておきたいポイントを3つ紹介します。このポイントを押さえているかいないかで仕上がりに大きな差が出るため、要チェックです。
- お米は1合
- 具材を入れすぎない
- 水の量と炊飯時間に気をつける
全体的に言えることは「欲張らない」ということです。一人分の昼食を手軽につくるぐらいのイメージがちょうどいいでしょう。
お米は1合
お米は1合使うことをおすすめします。何合でも炊き込みご飯は作れるのですが、お米の量を増やすとそれだけ炊飯に時間がかかります。さらに、多くのメスティンはコンパクトなサイズで、2合以上炊く場合、具材を炊くための十分なスペースが確保できません。
メスティン初心者の人は、まずは1合から始めてみましょう。大きな失敗をすることなくおいしい炊き込みご飯が作れるはずです。
具材を入れすぎない
炊き込みご飯に使う具材は入れすぎないようにしましょう。特に初心者の人は何でもかんでも入れてしまいがちですが、量・種類ともに最低限であることがポイントです。
私の経験では、メスティンはそもそも小さいので本格的な料理には向いていません。それよりも、ありあわせの食材を使って簡単な料理をすることに向いています。炊き込みご飯を作るときも、例えばしめじ、細かく刻んだにんじん、鶏肉や鮭などがあれば具材としては十分です。
水の量と炊飯時間に気をつける
水の量と炊飯時間には特に気を使いましょう。メスティンで炊き込みご飯を作るときに、最も大事なポイントです。水の量と炊飯時間が適切でないと、おいしいお米や具材を使っても残念な仕上がりになってしまいます。
メスティンで炊飯の経験がある人は、いつもの要領で炊飯すれば問題ありません。初心者の方は、後ほど目安を紹介するので参考にしてみてください。
用意するもの
まずは今回の料理に必要なものを説明します。
- メスティン
- ガスバーナーまたは固形燃料
- お米と具材
メスティンと燃料と具材の3つがあればOKです。メスティンと燃料を持っていれば、お米と具材を買ってくるだけ。調味料を使えばより味を楽しめるでしょう。
メスティン
今回使用したメスティンは、MiliCamp製のメスティンです。容量800mLで一人前の炊き込みご飯を作るのにピッタリのサイズ。炊き込みご飯を1合炊くのは、最もベーシックなサイズのメスティンで十分です。
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ガスバーナーまたは固形燃料
燃料には、ガスバーナーまたは固形燃料を使いましょう。今回はジェットボイルをガスバーナーとして使いました。ジェットボイルはお湯を沸かすだけと思われがちですが、ガスバーナーとしても十分使えます。固形燃料はガスの調節がいらないので、初心者におすすめです。
お米と具材
今回は鮭の炊き込みご飯を作るので、紅鮭とブナシメジを具材として用意しました。メスティンならお米がおいしく炊き上がるので、具材は正直なんでもいいと思います。お米は1合使いましたが、一人前にはちょうど良い量でした。
- お米・・・1合
- 水・・・500mL
- カットブナしめじ・・・半かけら
- 紅鮭・・・一切れ
- しょうゆ・・・少々
- ポッカレモン・・・数滴
メスティンで炊き込みご飯を作る方法
それではメスティンで炊き込みご飯を作っていきましょう。
- 具材を切る
- お米1合をメスティンに入れる
- 20分〜30分ほど浸水させる
- 細かくした具材を入れる
- 炊飯する
- 蒸らす
- 完成
具材を切る
まずは具材を切りましょう。なるべく小さくして火が通りやすいようにするのがポイントです。ブナしめじは細かく刻んで、紅鮭は3切れに分けました。
お米1合をメスティンに入れる
お米1合分をメスティンに入れ、浸水させます。水量の目安は、お米が完全に浸かるより少し多めがおすすめです。今回は500mL使いましたが、もう少し多くてもいいぐらいでした。
20分〜30分ほど浸水させる
お米を入れた後、20〜30分ほど浸水させます。いつもは浸水させないのですが、今回は炊き込みご飯ということで手間をかけました。お米を浸水させるとふっくら炊き上がります。ただし、浸水させすぎるとべちゃっとした仕上がりになるので、数十分浸透させれば十分です。
細かくした具材を入れる
浸水が終わったら具材をそのまま入れます。画像のように、具材は均等に置きましょう。
炊飯する
ここまできたら、いよいよ炊飯です。メスティンの蓋を閉め、中火〜弱火で約20分放置します。吹きこぼれが出てきたら少し弱火にして待ちます。待ち遠しいからと言って、途中で蓋を開けないようにしましょう。
蒸らす
炊飯が終わったら最後に「蒸らし」を行います。蒸らすことによってさらにふっくらとした仕上がりになります。火を止めてしばらく待つだけでOK。今回は10分間蒸らしました。
完成
メスティンの蓋を開けると、お米と具材がいい感じに炊き上がっていました。あとは、フォークで鮭をほぐして調味料を加えたら完成です。お米はもちろん、具材にもしっかりと火が通っていてとても食べやすくなっていました。
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メスティンの炊き込みご飯に関するよくある質問
最後に、メスティンの炊き込みご飯に関する質問に回答します。
- お米は2合でもいい?
- 燃料は固形燃料でもいい?
- お米1合に対する水の測り方は?
- 失敗しないために注意することは?
炊き込みご飯をつくる場合は、お米は1合がおすすめです。特に一人分つくるなら2合は思った以上に多いです。1合で十分満足できるでしょう。
炊き込みご飯を失敗せず作りたいなら炊飯にこだわってください。水の量をしっかりと測り火力にも気を配りましょう。
お米は2合でもいい?
お米は2合でも大丈夫です。私のおすすめは1合ですが、2合でも炊き込みご飯はできます。2合で作る場合は、1合よりも炊飯時間が長くなるので、炊き過ぎに注意しましょう。
余裕のある人は、ラージサイズのメスティンを購入するのもありです。例えば、トランギアのラージメスティンなら約3.5合まで炊くことができます。このサイズならお米2合で炊き込みご飯を作るのは十分可能です。
燃料は固形燃料でもいい?
燃料は固形燃料でも大丈夫です。今回はガスバーナーを使用しましたが、手っ取り早く始めたいなら固形燃料がいいでしょう。固形燃料なら火力を気にしなくてよいので、より手軽に炊き込みご飯をつくれます。
近くのアウトドアショップやホームセンター、ネットショップでも購入できます。炊き込みご飯以外の料理にも使えてとても便利ですよ。
お米1合に対する水の測り方は?
お米1合に対する水の量は、リベット(取手の金具)の下あたりまで入れればOKです。計量カップがない場合でも適切な水の量で炊飯できますね。
失敗しないために注意することは?
炊き込みご飯を失敗しないために注意することは、炊飯です。お米がふっくら美味しく炊き上がれば、炊き込みご飯で失敗することはありません。具材が揃わなくても、ご飯が美味しければ十分満足できます。
特に「蒸らし」の工程が意外に大事だったりするので、焦らずじっくりと待ちましょう。
メスティンでおいしい炊き込みご飯を作ろう
メスティンは簡単にお米が炊けるキャンプギアですが、炊き込みご飯にすることで普段よりおいしくお米を味わえます。メスティンにマンネリを感じ始めたら、自分好みの具材を使って炊き込みご飯にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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