【キャンプ初心者必見】ストームクッカーの使い方や評判を解説

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キャンプの醍醐味と言えば、アウトドア料理。自然の中で料理を食べると最高の気分になりますよね。

しかし、キャンプ初心者にとっては料理一つ作るのも大変。どのような器具を揃えればいいか分からないことでしょう。

結論、初心者におすすめの料理器具は「ストームクッカー」です。ストームクッカーは料理に必要なアイテムがセットになっている万能料理器具です。

本記事では、ストームクッカーの概要、メリット・デメリット、評判まで徹底解説します。最後まで読めば、今すぐストームクッカーで料理をしたくなるはずです。

ストームクッカーとは

最初に、ストームクッカーの概要を説明します。

  • トランギア社が開発
  • 炒飯や焼き肉が簡単に出来る
  • 複数の種類がある

ストームクッカーはトランギア社が開発しました。日本では、イワタニ・プリムス株式会社が商品を販売しています。

ストームクッカーはアウトドアで簡単に料理が作れる料理器具。炒飯や焼き肉など手間のかからないものであれば誰でも楽しく料理ができます。

2023年4月現在、ストームクッカーは全部で10種類の販売。機能に大きな差はありませんが、付属品が異なったり表面処理の有無などの違いがあります。

トランギア社が開発

画像出典:トランギア公式サイト

ストームクッカーはスウェーデンのアウトドアメーカーであるトランギアが開発・製造しています。トランギア社は他にもメスティンやアルコールバーナーなど数多くの人気商品を世に売り出しています。

日本では、イワタニ・プリムス株式会社が商品を販売しており、トランギア公式サイトAmazonなどで購入可能です。

公式サイトの特設ページでトランギア社の歴史を辿ることができます。

炒飯や焼き肉が簡単に出来る

ストームクッカーはコンパクトで持ち運びができるサイズでありながら、炒飯や焼き肉が簡単にできます。ガスコンロや大きな鍋を用意しなくて済むので、登山やハイキングにもおすすめ。

作り方はフライパンの上で焼くだけの簡単調理。フライパンの上で10分〜20分ほど炒めればほとんどの料理ができてしまいます。

筆者はよく登山をするのですが、頂上や下山した後に料理を作ってお腹を満たしています。リュックに入るサイズなので、荷物が多くならない調理器具としておすすめです。

複数の種類がある

画像出典:トランギア公式サイト

ストームクッカーには複数の種類があります。2023年5月現在、公式サイトで販売されているストームクッカーは10種類で、軽量タイプやフッ素加工、ラージサイズなどに分かれています。

名称販売価格(税込)特徴
ストームクッカーL・デュオーサル22,000円アルミとステンレスを使用
ストームクッカーS・デュオーサル20,350円・アルミとステンレスを使用
・スモールサイズ
ストームクッカーL・ウルトラライト16,500円軽量モデル
ストームクッカーS・ウルトラライト15,400円・軽量モデル
・スモールサイズ
ストームクッカーL・ノンスティック18,150円フライパン、ソースパン全面にノンスティック加工済み
ストームクッカーS・ノンスティック17,050円・フライパン、ソースパン全面にノンスティック加工済み
・スモールサイズ
ストームクッカーL・ULハードアノダイズド24,750円ハードアノダイズド加工済み、錆びにくい
ストームクッカーS・ULハードアノダイズド22,550円・ハードアノダイズド加工済み、錆びにくい
・スモールサイズ
ストームクッカーL・ブラックバージョン20,350円ウルトラライト(UL)モデルのブラックバージョン
ストームクッカーS・ブラックバージョン18,700円・ウルトラライト(UL)モデルのブラックバージョン
・スモールサイズ

初めて購入する人には「ストームクッカーL・ウルトラライト」がおすすめ。筆者も持っていますが、軽くて持ち運びが非常に楽だからです。

また、フライパンにはノンスティックコーティングが施されており、焦げが付きにくくなっています。調理道具は使用後の掃除が面倒ですが、キッチンペーパーでささっと油汚れを取ることが可能。

ノンスティックコーティング・・・焦げ付きにくく脂を落としやすい特殊な表面処理

質の高さを求めるならハードアノダイズドモデルがおすすめ。焦げ付きにくく腐食にも強いため長い期間活躍してくれるでしょう。

ハードアノダイズド加工・・・腐食への耐久性に優れた加工処理

ストームクッカーの使い方

ストームクッカーは以下の流れで使います。

  1. 燃料・着火剤を用意
  2. アルコールストーブに燃料を入れる
  3. フライパンに油をしく
  4. 焼く
  5. 火を消す

ストームクッカーの使い方は、慣れるまで若干難しく感じるかもしれません。しかし、一つ一つの工程は難しくないので、丁寧に進めていきましょう。

おそらく多くの人は、アルコールストーブの扱いに手間取ることでしょう。バーナーのように簡単ではないため、特に最初は注意してください。

燃料・着火剤を用意

まずは、熱源を確保するために、燃料と着火剤を用意します。

燃料は、アルコール燃料を用意してください。「燃料用アルコール」で検索するとたくさん見つかります。私はドラッグストアでいつも購入しています。

着火剤は、先が細長いタイプのライターがおすすめ。アルコールに直接火をつけるため、マッチだと手を火傷する危険があります。

アルコールストーブに燃料を入れる

アルコールストーブにアルコール燃料を入れます。だいたい20mlほど入れれば20分〜30分は継続して燃えてくれます。

ストームクッカーの台にアルコールストーブをセットし、火をつけてください。手をかざして火が付いているかを確認する人は多いですが、付いているので大丈夫です。

フライパンに油をしく

フライパンに油をしきます。表面処理がされているモデルでも、焦げ付きを防ぐためにしいておいた方がよいです。

油をしいていないと熱がフライパン全体に伝わらず、空焚きになりやすくなります。空焚きすると簡単に塗装がはげるので注意してください。

焼く

好きなものを焼いていきます。基本的には何でも焼けるので、いろいろな料理を楽しみましょう。全体に満遍なく具材を広げることがポイントです。

火力の調整は、調整用の蓋を被せて行います。炎が勢いよく燃え上がっているため、トングや割り箸などで安全に被せましょう。

火を消す

料理が終わったら火を消します。調整用のふたを被せて炎が消えるのを待ちましょう。水をかけるのは危険なのでやめてください。

もしまだまだ炎が残っていれば、お湯を沸かしてコーヒーを飲むのもいいですね。

ストームクッカーのメリット

ストームクッカーには以下3つのメリットがあります。

  • キャンプ飯が簡単に作れる
  • 種類が豊富
  • 片付けが簡単

ストームクッカーを使えば、誰でも簡単にキャンプ飯が調理可能。一つのセットにフライパンやアルコールストーブなど必要なものが全て揃っています。

種類が豊富なこともメリットの一つ。ストームクッカー自体は全10種類ですが、フライパンやソースパンなどが単品購入可能です。

片付けが簡単な点も嬉しいポイント。片付けが面倒な人は、ストームクッカーを使えばその楽さに驚くことでしょう。

キャンプ飯が簡単に作れる

ストームクッカーはコンパクトでありながらフライパンやソースパンなど多くのものを同梱。簡単なキャンプ飯ならストームクッカー一つでなんでも作れてしまいます。

  • 炒飯
  • 焼き肉
  • パスタ
  • カレー
  • パエリア

基本的な使い方は、フライパンの上で具材を焼き、ソースパンでお米を炊いたりお湯を沸かす、といった感じです。アウトドアで料理経験がある人は戸惑うことなく扱えるでしょう。

初めての人はアルコールストーブの使い方で戸惑うかもしれません。決して難しい手順ではないため、使っていくうちに慣れるので大丈夫です。

バラ売りされている

画像出典:トランギア公式サイト

先ほどストームクッカーは10種類あると説明しましたが、フライパンやソースパンなどは単品で購入可能です。すでにストームクッカーを持っている人は料理器具を単品購入することで自由にカスタマイズができます。

注意点として、ストームクッカーに付いている風除けおよびアルコールストーブを設置するための五徳は販売していません。単品を揃えてストームクッカーを完成することはできません。

通常のストームクッカーには付いていない器具がたくさんあるため、料理の幅も広がります。通常のストームクッカーに物足りなくなったら購入してみましょう。

片付けが簡単

河原にストームクッカーがあります
スタッキングすると丸いボウルのような形になる

ストームクッカーは様々なギアをスタッキングできるため、料理をした後の片付けが非常に簡単です。筆者がストームクッカーを使う際は以下の流れで片付けを行います。

  1. フライパンやソースパンをティッシュで拭く
  2. 全ての器具をスタッキングしてまとめる
  3. 買い物袋に入れてリュックに詰める

帰宅後は汚れを丁寧に落としますが、料理が終わった後はざっとこんなものです。焚き火のように、炭を処理したり大きなスタンドを片付ける手間がかかりません。

誰でも手軽に扱えるため、女性キャンパーにも人気のようです。さっと準備してさっと片付けられるのでストレスなくアウトドアを楽しめます。

ストームクッカーのデメリット

ストームクッカーのデメリットは以下のとおりです。

  • 火力の調整が難しい
  • うまく焼くにはコツが必要
  • 値段が高い

ストームクッカー付属のアルコールストーブは火力の調整が難しいです。何回か使用してやっとうまくできるようになるので、ある程度の慣れが必要です。

火力の調整が難しいので、炒めたり焼くときはコツが必要です。風防も付いていますが、場合によっては場所を変えたり別の風防を用意することも。

ストームクッカーは値段が高いため、初心者向けの料理器具ではありません。アウトドアギアにこだわる人が趣味として購入するような商品です。

火力の調整が難しい

火は付属のアルコールストーブを使ってつけます。しかし、このアルコールストーブは扱いがちょっと難しいです。

アウトドアで料理をするとき、ガスバーナーのコンロで火をつける人が多いと思います。ガス缶に専用のコンロをつけて着火するだけなのでこちらは簡単です。

しかし、アルコールストーブはアルコールに直接燃料をつけて着火します。アルコールストーブはガスコンロのように火力調整用のつまみがついておらず蓋の開け閉めで調整します。

大きな炎が垂直に燃え上がり、かつ蓋の開け閉めは手でできないため初心者は苦労するでしょう。さらに炎は見えづらいので、ガスバーナーよりも危険です。

アルコールストーブの蓋を真ん中ぐらいまであけてから、火をつければちょうどよい火加減になります。料理を手際よく行うためには、少しの慣れが必要です。

うまく焼くにはコツが必要

ストームクッカーには専用の風防がついており、別途風除けを用意しなくても問題なく料理ができます。しかし、少し風が強い場所では思うように焼けないことがあります。

また、フライパンを使うときは、中央に熱が集まりやすく端の方は若干火が通りにくいです。火力を調整したり具材を置き過ぎないなどの調整が必要になります。

値段が高い

ストームクッカーは他社製のクッカーに比べると値段が高いです。最安モデルである「ストームクッカーS・ウルトラライト」の購入には15,400円(税込)もかかります。

正直、15,400円あれば他社のクッカーやガスコンロなどを十分すぎるほどに揃えられます。コスパが高いとは言えないでしょう。

もちろん、高い品質をもってこその値段ですが、アウトドアギアとしては高級品の部類に入ります。すぐに手を出せる価格ではありません。

ストームクッカーの評判

ストームクッカーの評判は、ほとんどが高評価でした。特に、ストームクッカーは万能で使いやすいという口コミが多く見られました。

「ストームクッカーの偽物が出回っている」という残念な口コミも。キャンプ用品は偽物がたくさん出回っているため、公式サイト以外から購入する場合は注意しましょう。

ストームクッカーに関する質問

最後に、よくある質問に回答します。

  • 焚き火に比べるとどちらがおすすめ?
  • ストームクッカーは自作できる?
  • おすすめのレシピは?
  • 手入れは簡単?

ストームクッカーはよく焚き火と比較されますが、個人的にはストームクッカーをおすすめします。焚き火で料理するのは手間ですが、ストームクッカーは簡単です。

ストームクッカーを自作したい人は、ネット上の記事を見ながら作ってみましょう。ただし、ハードルは高いのでストームクッカーを購入してしまった方が楽です。

ストームクッカーなら、炒飯や焼き肉などアウトドアの定番料理を簡単に作れます。もちろん、自分の工夫次第ではどのような料理でも作れます。

焚き火に比べるとどちらがおすすめ?

登山やデイキャンプなどで料理を作るなら、ストームクッカーがおすすめです。コンパクトで重すぎず、燃料さえあればどこでも料理ができます。

焚き火は、手間をかけて火をつける自信がある人におすすめ。本格的にアウトドアを楽しみたい人でなければ、料理をするのも大変でかなり面倒です。

焚き火に比べると火力は劣りますが、アウトドア料理を作りたい人はストームクッカーがおすすめです。意外にも色々な料理が楽しめます。

ストームクッカーは自作できる?

ストームクッカーの自作は、難易度は高いものの可能です。実際にネット上ではストームクッカーを自作している人がたくさんいます。

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自作している人は普段から様々な道具を自作しているようです。初心者がストームクッカーを自作するのは難しいです。

ストームクッカーを自作したい人は、まずはオリジナルのストームクッカーを購入してみましょう。物足りなくなったら自作してみましょう。

おすすめのレシピは?

付属のフライパンとソースパンを使えば、以下のような料理が作れます。

  • 炒飯
  • 焼肉
  • パスタ
  • パエリア
  • 野菜炒め
  • カレーライス
  • シチュー

炒飯や焼き肉といった定番料理から、パエリアやシチューなどアウトドアならではの料理も可能。料理をするときは、具材に加えて水と油を用意しておきましょう。

難点を挙げるとすれば、熱源が一つしかないため一度に色々な料理を作りにくいです。時間のかかる料理は先に作ってしまいましょう。

レシピ – トランギア公式サイト

手入れは簡単?

ストームクッカーは、大切に使えば綺麗な状態で使い続けられます。フライパンに特殊加工されているモデルなら、使った後に台所洗剤で簡単に汚れを落とせます。

ただし、私の実体験ですが、フライパンを空焚きしたり油を引かずに炒めたりすると、簡単に加工が剥がれてしまいます。加工が剥がれるとどうしようもないので、しっかりと油をしいて料理しましょう。

ストームクッカーでキャンプを楽しもう

ストームクッカーは一台で炒飯や焼き肉などキャンプ飯が作れる万能料理器具です。使い方もシンプルなので、コツさえ掴めば初心者でも料理ができます。

15,000円以上の費用がかかるため、気軽に購入できるギアではありません。しかし、これから本格的にアウトドアをしたい人は、購入して十分に元が取れるはずです。

現在販売しているストームクッカーは全部で10種類。様々なタイプからお気に入りを選ぶのも楽しみの一つです。

あなたもストームクッカーで料理を楽しみませんか?

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