9月も後半に入り食欲の秋がやってきました。普段ソロキャンプではあまり食事しない私も、「アウトドアで何か食べたい」と思う今日この頃です。
そんな中で、今回紹介するのは「トランギアストームクッカー」です。アウトドア業界ではよく知られている定番ギアですが、キャンプビギナーやこれからキャンプを始める人の中には初めて聞いた人もいるのではないでしょうか。
今回は、これからキャンプを始める人やトランギアストームクッカーを知らなかったという人に向けて、ストームクッカーを徹底解説します。私が使っているストームクッカーで説明しているので、よりリアルな使用感を感じていただけます。
ストームクッカーとは
ストームクッカーとは、スウェーデンのトランギア社が開発するアウトドア用の料理ギアです。ストームクッカーは開発されてから60年以上の歴史があり、日本でもアウトドア業界の中では言わずと知れた存在です。
ストームクッカーは丸いお弁当箱のような見た目をしており、様々な料理ギアがスタッキングされています。ストームクッカーひとつで色々な料理が楽しめます。
私が使っているモデルの紹介

ストームクッカーには複数のモデルがあるのですが、私が使っているのは「ストームクッカーL・ウルトラライト」。ウルトラライトという名前のとおり軽さが売りのモデルです。
2018年に購入したので7年以上使っていますがまだまだ現役です。写真を見てわかるように、長く使っていると傷や焦げが付いてしまっています。
ずっと綺麗に使いたいですが長く使っているからこその「味」とも言えるので、これからも使い続けます。
名称 | ストームクッカーL・ウルトラライト |
メーカー希望小売価格 | ¥18,150(税込) |
重量 | 900g |
素材 | アルミ |
同梱物 | フライパン・ソースパン×2・風防・スタンド・アルコールストーブ |
ストームクッカーの構成パーツ
では、ストームクッカーのパーツを一つずつ紹介します。
- プライパン
- ソースパン
- 風防
- スタンド
- アルコールストーブ
今回紹介するのは「ストームクッカーL・ウルトラライト」モデルですが、他のモデルもほぼ同じパーツ構成です。他のモデルを検討中の人も参考にしてみてください。
フライパン

まずこちらはフライパンです。7年以上使ってきたためかなり焦げていますね。
ウルトラライトのモデルでは写真のようにテフロン加工がされています。そのため焦げ付きにくいという特徴があるのですが、残念ながら私は上のように焦がしてしまいました。
焦がさないためには、料理をする前に油をきちんと敷いておく事がポイントです。
ソースパン

こちらはソースパンです。ウルトラライトモデルには大きさが若干異なるソースパンが2つ付いています。
ソースパンというのは、底が深めで高さがある小型の鍋のことです。普段あまり使わない言葉だと思いますが、アウトドアの世界では一般的に使う名前なので覚えておきましょう。
風防&スタンド

こちらは風防とスタンドを組み立てた状態の写真です。下が風防で上がスタンドです。組み立てるとかなりストームクッカーらしさが出ます。
アルコールストーブ

最後がアルコールストーブです。アルコールストーブは、アウトドアの世界ではガスバーナーのように火を起こすためのギアとして知られています。
通常アルコールストーブは2,000円〜3,000円ぐらいで購入できるのですが、ストームクッカーには最初からセットで付いているのでお得です。
私が思うストームクッカーのメリット
7年以上使っている私が思うストームクッカーのメリットは以下の通りです。
- 手軽に持ち運べる
- 何でも作れる
- 安定感がある
それぞれ見ていきましょう。
手軽に持ち運べる
ストームクッカーは誰でも手軽に持ち運べます。ひとつひとつのパーツを見るとかさばりそうですが、全部一つにスタッキングできるので持ち運びが簡単です。
ストームクッカーにはスタッキングした後にまとめるためのベルトが付いているのですが、個人的にこのベルトは使いづらいなと思います。以前はいちいちベルトで固定していましたが、面倒なので今は使っていません。
何でも作れる
2つ目は何でも作れるということです。ストームクッカーにはソースパンとフライパンが付いているため、お水を使った料理から炒め物まであらゆる料理が作れます。
特にフライパンは、ストームクッカーのようなオールインワンの料理ギアでは珍しい気がします。ストームクッカーのフライパンは大きさもそこそこあるので、ソロキャンプで使う分には申し分ないです。
安定感がある
最後は安定感があること。これは料理をするときの安定感もそうだし、所有しているときの安定感もそうです。持っているだけで所有欲を満たしてくれるような存在感を常に感じられます。
また、アウトドア料理に必要なものがオールインワンになっているため、これさえ持っておけば大丈夫という安心感も。私のように一つのギアを長く使い続けたい人にはうってつけのギアです。
私が思うストームクッカーのデメリット
一方で、ストームクッカーのデメリットは以下の通りです。
- 火力調整にコツがいる
- フライパンが焦げやすい
- バーナーに比べると火力は弱め
ひとつひとつ説明します。
火力調整にコツがいる
ストームクッカーの1番のデメリットが、火力調整にコツがいることです。ストームクッカーはアルコールストーブを使って火を起こすのですが、このアルコールストーブの火力調整が難しい。
火力調整用の蓋が付いており蓋の開き具合を変えることで、一応火力を調整できます。しかし、ガスバーバーのようにつまみを調整するようなものではないため、かなり面倒です。
火力調整が面倒なため、私はいつも蓋をせずに最大火力で使っています。こまめに調整したいという人は別のギアを使った方がいいでしょう。
フライパンが焦げやすい

ストームクッカーに付属するフライパンは、注意しないとすぐに焦げます。特に油を敷かないで料理すると簡単に焦げてしまいますので注意しましょう。
私はそれを知らなかったので、購入して最初の使用で焦がしてしまいました。ウルトラライトモデルはテフロン加工されており一応焦げにくいはずなんですが、即行で焦げましたね。
なので、フライパンを使うときは油をしくかかアルミホイルを敷いて使いましょう。
バーナーに比べると火力は弱め
ストームクッカーはバーナーに比べると火力が弱めな気がします。
私はよくストームクッカーでパスタやラーメンを作るのですが、なかなかお湯が沸騰しません。多分80度くらいまでしか上がっていない気がします。火力の高いガスバーナーなら5分で沸騰できますが、ストームクッカーは10分待っても沸騰しない印象です。
料理に使える万能ギアですが、火力は少し頼りないかもしれません。
あなたもストームクッカーを始めませんか?
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ストームクッカーは手軽にアウトドア料理ができる万能ギアです。一台持っておけばアウトドア料理で大活躍してくれるでしょう。
みなさんもストームクッカーでアウトドア料理を始めませんか?
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